[試] HTTPヘッダ確認方法 | HTTPリクエストヘッダ、HTTPレスポンスヘッダを取得して通信内容を確認
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こんにちは、marubon(@marubon_jp)です。
サイト表示速度のチューニング等を行っているとHTTPヘッダをのぞきたくなる時があります。今回は、Google Chromeを使用したHTTPヘッダの確認方法を紹介します。
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HTTPヘッダとは
HTTPとは、Hypertext Transfer Protocolの略で、WEBでリソースを取得する時に一般的に使用させるプロトコルです。RFC2616として仕様が策定されています。
HTTPヘッダとは、そのHTTPプロトコルのヘッダ情報のことです。ユーザエージェント(クライアント)とサーバ間の通信でやり取りされるWEBリソースのメタ情報が含まれます。
参考までに当サイト(http://marubon.info/)にアクセスした場合のHTTPヘッダ(HTTPリクエストヘッダ、HTTPレスポンスヘッダ)の一部をのせておきます。様々な情報が付加されていることがわかると思います。
以下がHTTPリクエストヘッダです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | GET / HTTP/1.1 Host: marubon.info Connection: keep-alive Cache-Control: max-age=0 Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,*/*;q=0.8 User-Agent: Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/28.0.1500.71 Safari/537.36 Referer: http://marubon.info/ Accept-Encoding: gzip,deflate,sdch Accept-Language: ja |
以下がHTTPレスポンスヘッダです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | HTTP/1.1 200 OK Server: cloudflare-nginx Date: Fri, 12 Jul 2013 20:07:49 GMT Content-Type: text/html; charset=UTF-8 Transfer-Encoding: chunked Connection: keep-alive X-Pingback: http://marubon.info/xmlrpc.php Expires: Wed, 11 Jan 1984 05:00:00 GMT Cache-Control: no-cache, must-revalidate, max-age=0 Pragma: no-cache X-Powered-By: W3 Total Cache/0.9.2.11 X-W3TC-Minify: On Vary: Accept-Encoding,User-Agent CF-RAY: 8d05c99de30018c Content-Encoding: gzip |
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HTTPヘッダを確認する理由
HTTPヘッダ(HTTPリクエストヘッダ、HTTPレスポンスヘッダ)を確認することで、キャッシュの使用有無等、通信が意図した通りに実装されているか確かめることができます。
HTTPヘッダの確認方法
今回は、Google Chromeを使用した方法を紹介します。Google Chromeは、Web開発ツールが内蔵されており、その中にHTTPヘッダをトレースできる機能が存在します。
HTTPヘッダを確認するためには、まずGoogle Chromeでchrome://net-internals/#eventsにアクセスします。以下の画面が立ち上がります。

すでに通信内容をトレースしている状況です。任意のサイトにアクセスすると以下の通り、左のパネルにトレースされた通信の情報が出力されていきます。

HTTPヘッダ情報以外の通信に関する情報も出力されるため、このままだと必要な情報を探すのが大変です。そこで、Source TypeがURL_REQUESTの情報のみにフィルタリングします。
左パネル上部にある検索窓に「type:URL_REQUEST」を入力します。これは、Source TypeがURL_REQUESTの物のみを抽出するためのフィルタオプションです。以下の様にURL_REQUESTの情報のみが表示されるようになります。

確認したい情報を選択します。以下の様に右パネルに詳細が表示されます。

尚、上部メニューの右側の▼のメニューからResetを選択することで、現在取得されている通信情報をクリアする(消す)ことができます。


まとめ
Google Chromeを用いたHTTPヘッダ(HTTPリクエストヘッダ、HTTPレスポンスヘッダ)の確認方法を紹介しました。
この他にもGoogle Chromeでは、HTTP Headers等の拡張機能を用いた方法があります。基本的な情報のみを簡単に確認したい場合は、拡張機能を使った方がよいかと思いますが、通信の詳細を確認したい場合は、今回の方法をおすすめします。